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私たちについて
ふたご・みつごなどの家庭のことを「多胎家庭」と言います。
多胎家庭の虐待死事件のニュースは毎年のように耳にします。その度に私たちは胸がつぶされそうな気持ちになります。「これは自分だったかもしれない」と思うからです。
ふたご家庭に知り合いがいなく情報のない中で、単胎との違いに戸惑いながら不安で過ごした妊娠期、リスクが高い出産。ほとんど寝ていない毎日の中で同時泣き・交互泣きにオロオロと対応し、どこにも出られず誰とも会えなかった育児期。
私たちと事件を起こしてしまった彼女たちはそう遠くないところにいたはずなのです。紙一重です。
でも、おそらく、その紙一重の違いが大切なのです。
私たちがなんとかやってこられたのは誰かの助けがあったから。誰かとつながれたからです。
そして、大変な時を乗り越えた後には「ふたごを産んで本当に良かった!」と言える幸せが来ることも知っています。
ほんのわずかの違いで救える命があるのです。
でも、私たちだけでできることには限界があります。医療・行政・地域保健・福祉・教育などの分野の人たちと連携しながら地域ネットワークで支援していくこと、またそれらを取り巻くたくさんの人たちの支えが必要です。
「ぎふ多胎ネット」は、多胎家庭の笑顔をみんなで支えていく社会をめざします。
全ての多胎家庭が健やかに幸せに暮らせる社会は、全ての人が健やかに幸せに暮らせる社会だから。